公認会計士試験に独学・1年で合格!論文式試験の概要と感想について ~ドキュメント・公認会計士試験第2回~
こんにちは。
株式会社SEEHOの石動です。
「ドキュメント・公認会計士試験」の2回目です。
今回は、論文式試験の概要と感想について書きます。
論文式試験
1日目
監査論
試験時間:10:30~12:30(120分)
試験形式:論文記述式
租税法
試験時間:14:30~16:30(120分)
試験形式:論文記述式および計算問題
2日目
会計学(管理会計論)
試験時間:10:30~12:30(120分)
試験形式:論文記述式および計算問題
会計学(財務会計論)
試験時間:14:30~17:30(180分)
試験形式:論文記述式および計算問題
3日目
企業法
試験時間:10:30~12:30(120分)
試験形式:論文記述式
選択科目(経営学、経済学、民法、統計学から1科目選択)
試験時間:14:30~16:30(120分)
試験形式:論文記述式および計算問題
論文式試験は、得点率がおおむね52.0%を上回れば合格します。
受験者の上位30%前後に入ればほぼ合格できる計算です。
また、科目ごとに足切り基準があり、40%に満たない科目がある場合は、短答式試験と同様に合格基準点を上回っていても不合格となります。
2014年の出願者数は10,712人、論文式試験の受験者数は2,994人、合格者数は1,102人、合格率は10.1%でした。
近年の合格率は6~10%前後で推移しています。
受験者のほぼ全員が専門学校に通って真剣に勉強しており、母集団のレベルが高いため、かなりの難関試験といえるでしょう。
この試験の難しい点として、司法書士試験と同様、短答式試験と論文式試験の両方で足切り点が設定され、不得意分野を作れないことが挙げられます。
また、論文式試験では、答えをわかりやすくまとめる必要がある点も高いハードルですね。
短答式試験を終えてから論文式試験までは、12月に合格しても8ヶ月、5月に合格すれば3ヶ月の期間しかありません。
わずかな時間で論文式試験にのみ出題される租税法と選択科目をマスターし、高い文章力を身につけることは、非常に困難といえるでしょう。
論文式試験を終えた直後の感想は「二度と受けたくない‥」でした。
試験は3日間にわたるため、体力的にも精神的にもハードです。
最終日午前の企業法では、前日までの疲労により右腕が痙攣しました。
一時的に文字がまったく書けなくなり、不合格を覚悟したほどでした。
受験者の方は、3日間を乗り切れる強い気持ちを8月までに身につける必要があるでしょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は受験せずに挫折した経験について書きます。
公認会計士試験はとても難しく、専門学校に通っても合格できるとは限りません。
一方で、私のように専門学校に通うのを挫折した後に、独学で合格する場合もあります。
合否を分けるのは勉強の効率性です。
しかし、経験やノウハウがなければ、勉強効率を高めるのは困難でしょう。
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ブログのこちらの記事をご参照ください。
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